放射能から子どもたちを守る栗原ネットワーク

放射能から子どもたちを守るために意見交換をする場所とする。

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宮城県母親大会の全体会で報告しました

                                                     2012.7.2
宮城県母親大会の全体会で報告しました
 7月1日、塩竈市立月見ヶ丘小学校を会場として開かれた第52回宮城県母親大会は、宮城県内から約1600人が集まりました。その全体会で、「復興をめざして」として各分野からの報告が5つされました。漁業、商工業、教育、福島の女性たちのとりくみの4つに続き最後に、栗原での「放射能から子どもを守る運動のとりくみ」を、「放射能から子どもたちを守る栗原ネットワーク準備会」の副代表の佐藤 澄子さん(栗原母親連絡会代表)が報告しました。また、来年の第53回宮城県母親大会の開催が栗原市で行われることが決まりました。
 栗原での「放射能から子どもを守る運動のとりくみ
4人の発言を聞いていて胸が痛くなりました。改めて、女川原発の再稼働を決して許してはならないとの思いを強くしています。
 今、栗原では、5台の放射能測定器がフル稼働しています。子どもたちを何としても内部被爆から守りたいという私たちの運動が実って、昨年から給食の測定は行われていました。それも国が500ベクレルなどというとんでもない規準を打ち出していた時に10ベクレルという数値で測定していました。その給食用に2台。残り3台を市民が持ち込んだ食品の測定に使われています。
栗原は豊かな農村地帯です。子どもたちの多くが自分の家で作ったものを食べています。その田畑の土壌が放射能で汚染されていたら、生産地を選んで食べることができる都市部の子どもたちより何十倍も内部被爆の危険性が増すことになります。自家消費する農産物を測定するシステムが、この4月からようやく実現できたのですが、悲しい現実が突きつけられました。
 6月20日まで持ち込まれた食品は1423件。このうち231件もの食品から100ベクレル以上の放射能が検出されました。コシアブラ、ワラビなどの山菜、原木椎茸、筍、イワナ、ヤマメなどの川魚は高い確率で放射能が検出されました。
 木の実も危ないと聞いて昨年つけた梅干しを持ち込んだら、200ベクレル近くあった。捨てるかどうか迷っている。知り合いから筍や山菜をいただいたが申し訳ないが捨てた。草餅を作ってご馳走をしようとしたら誰も食べなかったなどという話も聞かれるようになりました。
 放射能への関心が高まり、検出可能性の高い食べ物を口にしなくなった市民が増えたことは嬉しいことですが、せっかくつけた梅干しの処分を悩んだり、手間暇かけて作った草餅を誰も食べてくれなかったおばあちゃんの気持ちを考えると切なくなります。豊かな野山の幸を季節ごとに取り入れてきた栗原の食文化が壊されたことに強い憤りを感じます。
 私たちの運動は、行政に、栗原市が放射能で汚染された地域だと認めさせることから始まりました。栗原の基盤産業は農業です。その大地が汚染されているとしたら、栗原は大打撃を受けます。ただ黙って嵐が過ぎ去るのを待ちたいという気持ちが分からないでもありません。でも、それでは子どもも栗原の未来も守れません。
 
行政をその気にさせたのは、私たちが自主測定した数値を盛り込んで独自に作成した栗原の放射能汚染マップでした。事実の重みです。また、市との話し合いの度に、私たちが千の声を上げるより市長さんや市当局が放射能対策に本気になって取り込んでいることをアピールした方が栗原のイメージアップになると訴え続けました。
 まだまだ課題は山積しています。それでも、学校や保育所、グランドなど子ども達が関わる施設の定点測定、除染、希望する家の出前測定、食品測定また、空間線量の高い地域の子どものホールボデイカンター健康調査など、県に先駆けて取り組みを進めている栗原市の努力は大変ありがたいです。
 先日行われた5回目の市への要請行動には、若いママが二人もデビューしました。栗原は人の結びつきがとても強い地域です。放射能の関心が高まってきたとはいえ、まだまだ圧倒的に、そんなことで騒ぎ立てるなという雰囲気が強い中で、放射能が心配だと声を上げるのはとても勇気がいることです。どれほどの葛藤があったことでしょう。どこの嫁だとすぐ特定される地域でよくぞ決意してくれたと目頭が熱くなる思いでした。
 給食を拒否し、九州や北海道の食品を取り寄せ、給食と同じ献立のお弁当を持たせ続けている若い夫婦もいます。何人もの教育関係者に囲まれ、それでも我が子の未来を守るため、行動を起こしてくれた若夫婦の勇気が、私たちの運動を励まし、前進させてくれました。同じように、この栗原の取り組みが、他の自治体への働きかけの参考になれば嬉しいです。
 母親大会は、戦前、息子や夫、恋人を、ただ黙って戦場に送り出さなければいけなかった女性達が、「もう黙っててはいけない」と、核実験に反対する声を上げることから始まりました。以来半世紀、私たちの先輩女性達はその時々の課題で声をあげ行動をし続けました。
 私たちは一人ではないと改めて思います。7月29日に「放射能から子どもたちを守る栗原ネットワーク」を立ち上げます。安心して子どもを産み育てられる栗原を取り戻すために、更なる健康調査、公の場所から子どものいる家庭へと除染場所の拡大、土壌の測定など、課題もやるべきこともたくさんあります。まだまだ息の長い運動を続けなければなりません。何よりも内部被曝の危険性が高い食べ物を食べ続けている子どもがまだまだ多いことを憂いています。独りぼっちで苦しんでいる女性達や市民の繋がりを大事にしながら、がんばっていこうと思います。
子どもたちの命と未来を守るため、共に母親大会の歴史を引き継ぎ、未来に繋いでいこうではありませんか。
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  1. 2012/07/03(火) 08:21:34|
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